想像力の欠如と温度差。オンラインコミュニティでの会話を「強制終了」した夜

 


あるオンラインコミュニティでの出来事。

連日の仕事の疲れがピークに達し、つい画面の前で寝落ちしてしまった私に、ある参加者から言葉が飛んできた。

​「寝落ちって、それダメじゃない?」

​悪気がないのは分かっている。でも、その言葉の主は、働いておらず、夜遅くまでゲームに没頭できる生活をしている人だ。

こっちは寒風吹きすさぶ中、7時間の立ち仕事を終えた体なのだ。不眠と戦いながら、それでも必死に毎日を回している。



​「働いていないあなたに、この泥のような疲れの何がわかるの?」



「私がどんな思いで、寒さに耐えていると思っているの?」



​そんな黒い感情が一気に湧き上がり、私は思わず強い口調で言っていた。



「その話は終わり!」

(相手には不快に思ったかもしれないけど、これは私のココロを守るためだった)


​同じ悩みを持つ仲間が集まる場所でも、置かれている環境があまりに違うと、想像力は及ばないのかもしれない。相手にとっての「普通」は、私にとっての「限界」だったりする。

​ただ


「お疲れ様、休んでいいよ」


と言ってほしかっただけ。

でも、分かってもらえない人に分からせようとする労力さえ、今の私には残っていなかった。自分の心を守るための「強制終了」。



今日はもう、泥のように眠ろうと思う。

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